川崎弘二「アジャンスマン/島田英明の電子音楽」
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金沢に生まれた島田英明は、1970年代末に「金沢アンダーグラウンダーズ・クラブ」へ所属しており、同団体の機関誌へ記事やレコードレビューを執筆するほか、表紙のグラフィックなども手がけていた。
そして、島田は1978年に来日したデレク・ベイリーの影響からヴァイオリンによる即興演奏を開始することとなり、1985年ごろからヴァイオリンの多重録音によるテープ音楽のためのソロ・プロジェクト「アジャンスマン Agencement」をスタートさせている。
金沢を拠点にして活動を続けてきた島田は、2001年までにアジャンスマン名義による2枚のLPレコードと2枚のCDをリリースしており、2000年代からは内外のさまざまなアーティストたちとのライブ活動も行うようになる。
島田は2010年と2013年にジョン・ラッセルが主宰する即興演奏プロジェクトQuaquaのコンサート・シリーズ「Mopomoso」への参加も果たしているほか、豊住芳三郎、ジョン・ブッチャー、エディー・プレヴォ、ロジャー・ターナー、エヴァン・パーカーといったミュージシャンたちとの共演も重ねてきた。
2024年に島田は6作目のアルバム「Binomial Cascades」をレコードで、そして、2025年にはメルツバウとのコラボレーションCD「Rilievo」をリリースしており、近年は油彩画や版画など画家としての活動も行っている。
本冊子は約50年近くにわたって、金沢を拠点に独自な活動を続けてきた島田英明/アジャンスマンの足跡を辿るものであり、関西ノー・ウェーブや昭和から平成にかけてのジャパノイズのシーンなどとの淡い交錯についても触れる。
目次
・金沢アンダーグラウンダーズ・クラブ
・ヴァイオリンによる即興演奏
・アジャンスマン
・ノイズ・ミュージック
・アジャンスマンのファーストLP
・アジャンスマンのセカンドLP
・Viosphere
・1990年代のノイズ・シーン
・Boxe Consonantique
・島田英明名義でのコラボレーション 2000年代
・島田英明名義でのコラボレーション 2010年代
・Six Juxtaposed Works
・October Variations
・バイカル − 収束
・Binomial Cascadesro
・Rilievo
・Electroacoustic Works 1
・Running Around the Crape Myrtles
・Electroacoustic Works 2
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2025年11月30日 初版第1 刷発行 52頁
著者=川崎弘二
発行=engine books – difference
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